Kidsbridge(Ver1.3.4)管理者
実践公開:2026-01-23

第5回|イヤイヤ期は「失敗」ではない ― 自我が育ち始めたサインの見方 ―

「イヤイヤ期がつらい」と感じるのは普通のこと 2歳前後になると、多くの保護者がこう感じます。 • 何を言っても「イヤ!」 • 思い通りにならないと泣く • 急に癇癪を起こす • こちらが疲れ切ってしまう 「育て方が間違っているのかな…」 「このままで大丈夫なのかな…」 そう不安になるのは、とても自然なことです。 でも、まず知っておいてほしいことがあります。 イヤイヤ期は、成長がうまく進んでいる証拠です。

1|「イヤイヤ期がつらい」と感じるのは普通のこと

2歳前後になると、多くの保護者がこう感じます。

  • 何を言っても「イヤ!」
  • 思い通りにならないと泣く
  • 急に癇癪を起こす
  • こちらが疲れ切ってしまう

「育て方が間違っているのかな…」
「このままで大丈夫なのかな…」

そう不安になるのは、とても自然なことです。

でも、まず知っておいてほしいことがあります。

イヤイヤ期は、成長がうまく進んでいる証拠です。

2|イヤイヤ期は“自我の誕生”

イヤイヤ期に起きていることを、簡単に言うとこうです。

  • 自分と他人の区別がつき始めた
  • 「自分で決めたい」という気持ちが生まれた
  • 感情をうまく言葉にできない

つまり、

「自分」という存在がはっきりしてきたサイン

なのです。

これは発達として、とても大切な段階です。

3|なぜイヤイヤが激しくなるのか

イヤイヤ期が大変なのは、
子どもが「わがまま」だからではありません。

理由はとてもシンプルです。

  • やりたい気持ちはある
  • でも、うまくできない
  • 言葉で説明もできない

この状態で感情があふれると、
「イヤ!」という形で出てきます。

これは、感情の練習期間のようなものです。

4|イヤイヤ期にやってはいけない関わり方

ここで、ついやってしまいがちな対応を整理します。

  • 無理に言うことを聞かせる

→ 一時的には静かになりますが、感情は残ります。

  • 感情を否定する

「泣かないの!」「わがまま言わない」
→ 感情を出すことが悪いと学んでしまいます。

  • 親が感情的になる

疲れているときほど、連鎖しやすくなります。

どれも「ダメな親」だからではなく、
余裕がなくなると自然に起こる反応です。

5|イヤイヤ期で一番大切な考え方

イヤイヤ期で大切なのは、たった一つ。

「気持ちは受け止めて、行動は制限していい」

という考え方です。

たとえば、

  • 危ないこと → 止める
  • でも「嫌だったんだね」と気持ちは認める

これだけで、子どもは安心します。

言うことを聞かせる必要はありません。
気持ちを分かってもらえたと感じることが大切です。

6|うまくいかない日があって当たり前

イヤイヤ期に「完璧な対応」は存在しません。

  • 怒ってしまう日
  • 余裕がなくなる日
  • 何もできなかった日

全部あっていいのです。

大切なのは、
「昨日うまくできなかったから、今日は少しだけ意識する」
それくらいで十分です。

7|イヤイヤ期は、心が育っている証拠

イヤイヤ期は、

  • 自分の気持ちが分かるようになった
  • 意志を持てるようになった
  • 他人と自分の違いが分かってきた

という、心の大きな成長期です。

一時的に大変でも、
この時期を通るからこそ、
その先の「考える力」「我慢する力」が育ちます。

8|まとめ:イヤイヤ期は、成長の通過点

今回のまとめです。

  • イヤイヤ期は異常ではない
  • 自我が育っているサイン
  • 気持ちは受け止めてOK
  • 完璧な対応はいらない

そして何より、

イヤイヤ期を迎えているということは、
それだけ順調に育っているということ。

少し大変な時期ですが、
それは確実に「成長している証拠」です。

次回は、

▶ 第6回|0〜3歳で本当に育てたい「心の土台」

― 勉強より大切な、たった一つの力 ―

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