1|2〜3歳になると、急に「できる・できない」が気になる
2〜3歳になると、周囲からこんな言葉を聞くようになります。
- もう色が分かるらしいよ
- 数を数えてる子もいるよ
- そろそろ知育を始めた方がいいよね
すると、どうしても不安になります。
「うちは大丈夫かな」
「何かさせた方がいいのかな」
でも、ここでひとつ大事なことがあります。
2〜3歳で本当に育てたいのは、“知識”ではありません。
2|この時期に育っているのは「考える力」
2〜3歳は、脳がとても活発に動く時期です。
ただし、育っているのは
- 計算力
- 読み書き
- 記憶力
ではありません。
この時期に伸びているのは、
- どうして?と思う力
- 試してみようとする力
- 失敗から学ぶ力
つまり、考える力の土台です。
3|「遊び」は、いちばん高度な学習
大人から見ると、2〜3歳の遊びはとても単純です。
- 積み木を崩す
- 何度も同じことをする
- ごっこ遊びをする
でもこの中で、子どもはこんなことを学んでいます。
- どうすれば崩れるか
- 次はどうなるか
- 役割とは何か
これは、教えられて身につくものではありません。
自分で試すから、考える力が育つのです。
4|「教えすぎ」が考える力を奪ってしまう理由
ここで、よくある落とし穴があります。
それは、
「教えたほうが早い」
という考え方です。
確かに、答えを教えればすぐにできるようになります。
でもその代わりに、
- 考える時間
- 試す経験
- 失敗から学ぶ機会
を失ってしまいます。
2〜3歳にとって大切なのは、
「正解」よりも「考えた過程」です。
5|考える力を育てる、たった3つの関わり方
今日から意識してほしいことは、たった3つです。
① すぐに答えを言わない
「どうなると思う?」と返すだけでOK。
② うまくいかなくても見守る
失敗は学びの一部です。
③ 結果より過程を見る
「考えてたね」「工夫してたね」
この声かけが、思考を伸ばします。
6|知育より大切なものがある
よく「知育玩具」や「早期教育」が話題になりますが、
本当に大切なのはそこではありません。
2〜3歳で育てたいのは、
- 試してみたい気持ち
- 失敗してもいいと思える心
- 自分で考える姿勢
これがあれば、
知識はあとからいくらでも伸びます。
7|遊びは、未来の学びにつながっている
2〜3歳の遊びは、
ただの時間つぶしではありません。
- 問題を見つける力
- 試行錯誤する力
- 諦めない心
これらはすべて、
小学校以降の「学びの姿勢」につながります。
だからこそ、
この時期は「遊ばせること」が最優先です。
8|まとめ:考える力は、遊びの中でしか育たない
最後に、今回のポイントをまとめます。
- 2〜3歳は「考える力」が育つ時期
- 教えすぎないことが大切
- 遊びは最高の学習
- 正解より、試した経験を大切に
知識を詰め込まなくて大丈夫です。
今育っているのは、
これから一生使う「考える力」なのです。
次回は、
▶ 第4回:言葉は教えなくていい ― 言語能力が伸びる家庭の共通点
「言葉を増やそう」としなくても、
自然に伸びていく理由をお話しします。